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名教楽地とかかれた石門をくぐると1200坪の庭園が広がります。四季の移ろいを庭の草木とともにご覧いただけます。夜ライトアップされた庭は昼とは違った幻想的な表情に変わります。
書院とともに国の登録有形文化財に登録されている石門には、名教楽地と言う四文字が記されており「名教の内、自ずから楽地有り」という晋書(中国の歴史書)の言葉に由来し、「人の行なうべき道を明らかにする教えを行う中に、楽しい境地がある」という意味が込められています。
心地よい川のせせらぎとともに広がる回遊式庭園。時を超え、今も心落ち着くその空間が織りなす非日常をご堪能ください。
正面に見える心字池から流れる小川や薬草池、凉庭池には色鮮やかな鯉や沢蟹たち、そしてその生命の源である水の下様々な生き物が棲んでいます。昔はオオサンショウウオも棲んでいたとか…
庭園を流れる川の周りには、様々な薬草が栽培されていたといわれており、美しい庭でありながら実用的でもありました。書院茶室前には、諸説ありますがつくばい(茶室に入る前に手を洗う)なのか薬草を粉砕する薬研(やげん)が置かれており当時の様子が色濃く遺されています。
細やかに造られている庭園には少し角度を変えて眺めるだけでさまざまな趣を見つけることができます。
明治2年(1869)に3人の息子たちによって書かれた順正書院記によれば薬草の他、数十本もの果樹も栽培され、邸内で八景を詠んでいたといわれています。
順正の敷地内にある"順正書院"は江戸時代に立てられた医学学校であり、今は国の登録有形文化財にも指定されております。建物内は食事会場となっており、少人数様で静かにお食事を楽しんでいただけます。
庭の奥に配されている涼庭閣の中は、庭を見ながらゆっくりお食事を楽しんでいただけます。純和風の建物ですが、イスのお席をメインにご案内しております。
お手軽にお食事を楽しんでいただけるお部屋となっております。昔の木の看板等が所狭しと掲げてある丹後屋。窓一面に庭の景色が飛び込んでくる草々庵。全く趣の違う建物となっております。